ff 診察室こぼれ話

自宅で定期的に医師の診療を受けることができる「訪問診療」という診療があります 。これは往診と は 違い、患者さんとあらかじめ相談して 患者さんの同意のもとに 計画的に定期的に 自宅で診療を 行うものです。 緊急で患者さんからの要請で行う医療行為は往診と呼んで、訪問診療とは区別をしていますが、この両方を合わせて、在宅診療といいます。 訪問診療は 病気や なんらかの身体の不具合の ために、病院への通院が できなくなった時 、自宅で診療や治療を 受けること ができる 医療 です。 一般的には 2週間に 1回、症状が安定していれば 4週間に 1回 、 医師が 訪問 して診療をします 。 認知症や寝たきり状態の方 、 終末期の療養生活を自宅で送りたい方 、 通院が 困難で在宅医療を希望される方等が対象です。 在宅診療であれば通院の手間を省くことができ、患者 さん や家 族の負担が大幅に軽減されます。しかも、自宅という住み慣れた 場所で診療を受けられるので、リラックスした状態で必要な医療 行為を受けられるというメリットがあります。 訪問 診療 では 診察や血圧測定などによる健康チェックや、点滴 や投薬による治療、治療相談など幅広い診療や処置が行われます。 定期的なケアや急変に対応することが可能です。 また、在宅医療 で は歯科医師や看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士など多職種 の専門分野の人たち と連携をしていますので、 希望すれば こうし た職種の専門家から訪問をしてもらい、治療やいろいろな指導を 受けることができます。

例えば 薬局の薬剤師は医師とは別に訪問をしてお薬の飲み忘 れなど の 管理をしてくれますし、訪問看護師も定期的に訪問して さまざまなケアをしてくれます。その他ケ アマネージャーに相談 すればヘルパーさんなどの 調整もしてくれます。 当院 では多職種で連携しながら 地域ぐるみで在宅療養をサ ポートする取り組みをして います。 現在 通院されてい る 方で病気が進行したり 、 歩くのが 辛くなる などで 通 院 が困難 に なったときに、 訪問診療 に 移行して 院長による 診療を継続していくことができま すので、 どうぞ ご 安心 ください 。 通院するのが大変だから 在宅 で 診察を受け続けたいと思われる 時期がくれば、いつでもご相談く ださい。 多職種と 連携しながらスムーズに在宅へ移行できるよう 調整 します。 ご不安なことなど、お気軽にご相談ください。

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あれこれ情報版

毎週土曜日は泌尿器科の診療をしています。院長も並行し て従来通り診療しておりますので、両方の診療を受けることも可 能です。受付でその旨をお申し出ください。 ようやくマスクの着用が個人の判断に委ねられることにな りましたね。当院では感染の不安のある方はもちろん、咳などの 症状のある方 をはじめ、みなさまに マスク着用 の ご協力をお願い しております。 発熱外来については、コロナ感染症が 2 類から 5 類に引き下げられる 5 月 8 日までは継続する予定です。 お熱のあ る方は事前に電話でご予約ください。 この冬は年末から年始にかけてコロナ感染症の流行がイン フルエンザの流行に入れ替わり、 1 月、 2 月と インフルエンザの 大 流行となりました。特に幼稚園、小学校で学級閉鎖が相次ぎまし た。コロナ感染症が収束に近づいている のではないかと 感じます。 ゴールデンウィーク 中 のお休みは、 5 月 6 日(土)がお休 みになります。その他は暦通り の予定です 。