ff 診察室こぼれ話

特定健診を受けたことはありますか。 特定健診とは日本人の死 亡原因の約6割を占める生活習慣病の予防のために、40歳から 74歳までの方を対象に、メタボリックシンドロームに着目した 健診を行 うものです。 特定健診の結果から、生活習慣病の発症リ スクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く 期待できる方に対して、 保健師、管理栄養士など の 専門スタッフ が生活習慣を見直すサポートをします。 このことを 特定保健指導 と いいます。 まだ受診されていない方はご自身が加入している医療保険者 (自営業の方は市区町村へ、会社等へお勤めの方 、その扶養者の 方 は、お勤め先)までお問い合わせ下さい。お勤めの方で、事業 者健診(お勤め先で実施する健診)を受診された方又は受診予定 の方は、新たに特定健診を受診する必要はありません。 日本では、 2005 年に日本内科学会などの8つの医学系の学会が合 同してメタボリックシンドロームの診断基準を策定しました。 よ くメタボメタボ・・・と呼ばれ ているメタボリックシンドローム は、 内臓脂肪の蓄積があり、かつ血圧、血糖、脂質のうち 2 つ以 上が基準値から外れている状態を指します。 特定健診ではこの判 定を行い、受診された方にお伝えします。 健診結果で「異常なし」 の場合、今の状態を維持できるように日ごろの健康づくりを継続 してください。「要指導」の場合、生活習慣改善が必要です。

特定保健指導の案内が届いた方はぜひ利用してください。 「要受診」の場合、医師と相談して、薬と生活習慣改善で血管の 負担を減らし、大きな病気にならないように注意してください。 健診結果が基準値を超えている場合、血管に負担がかかっている ことが予想されます。高血糖、高血圧、脂質異常 の3つの要因が複数ある場合、 より血管が痛みや すく、脳卒中、狭心症・心筋梗塞、腎不全、大動 脈解離、下肢閉塞性動脈硬化症などのリスクが高 まります。 しかし、保健指導をう けたり 、医療機 関を受診するのが面倒くさいと思う方も多いと思 います。 そこで、神戸市は自分で健康管理ができ るアプリを開発しました。この健 康アプリ MY CONDITION KOBE は、神戸市が市民の皆さんを対象に運営する健 康サービス で、 健康診断の結果、体重・体脂肪・血圧といった 身 体の 情報、 一日の 歩数や食事などの生活情報をデータベース化 す るものです 。専用のアプリを使って、いつでも正確な健康情報を 確認することができます。 携帯電話、スマホで登録 すれば、すぐに始め ることができ ます。 神戸市に住民登録をしている方または市内に本社、 支社、事業所等を置く企業の社員が対象です。将来 的に、神戸市に在学の方も対象にする予定 だそうです。マイコン ディション、神戸市のキーワードを入れて検索したら 簡単に 見つ かります。 (神戸市国民健康保険のホームページから一部参照

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インフルエンザの予防接種予約を受け付けています。 混雑を避けるため、今年から予約時に接種希望の日にちと 午前か午後の指定をしていただいております。ご協力よろ しくお願いいたします。 コロナ 感染 対策として、発熱や咳の症状がある方を 別部屋にご案内します。階段下の狭いお部屋ですが、この 度冷暖房を完備しました。ご協力よろしくお願い 致し ます。 神戸市の認知症検査は来年度からはその年度に 75 歳を迎える方対象に受診券が送られてくることになりまし た。認知症検査は日常生活がどれくらいできているかの質問 紙をご自宅で記入してきてもらい、 医院内では 簡単な口頭で の検査を 実施します。その結果認知症を疑われる場合にのみ 第 2 段階 として脳神経外科 での精密検査 の予約をお取りして 詳しく検査をし 、 確定診断をすることになります。 今年の夏休みは遠出をすることもできず、近場の温 泉に行ってきました。普段見慣れた風景の中で一日のんび り過ごすことも、なかなかよいものでし た。